日本の老舗百貨店である高島屋と、そのグループ会社・東神開発は、ベトナムの首都ハノイで大型複合施設「Westlake Square Hanoi（ウエストレイクスクエア・ハノイ）」の開発をスタートさせました。2025年8月2日に現地で起工式が行われ、2027年秋の第1期開業に向けて本格的な建設が始動。
本施設には、地下1階から地上6階までを占めるショッピングセンター「Hanoi Takashimaya Shopping Center（ハノイ高島屋ショッピングセンター）」がオープン予定で、総商業面積は約35,000平方メートル。高島屋が核テナントとして出店し、現地の富裕層や海外からの居住者・観光客をターゲットとしたラグジュアリーな商業空間を提供する形に。
今回の進出により、高島屋の海外店舗はシンガポール、上海、ホーチミン、バンコクに続き5拠点目となります。ハノイ店は、同社のASEAN戦略の要として位置付けられ、今後の成長を見据えた長期的投資の一環とされています。
新店舗の立地は、タイ湖（Hồ Tây）西側エリア。この地域はハノイの新都心として注目されており、高級住宅街や新たに移転が進められる各国大使館エリアに隣接しています。また、行政機関の新設や鉄道インフラの整備計画も進行中で、今後さらに発展が期待されるロケーションです。