2025年11月29日 11:19 PM

パナソニック、ベトナム工場の洗濯機出荷が500万台突破 東南アジアのグローバル生産拠点に成長

パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社(東京都品川区)はこのほど、ハノイ市の生産拠点「パナソニックAPベトナム(PAPVN)」における洗濯機の累計出荷台数が、2025年9月末時点で 500万台 を達成したと発表した。2013年の生産開始から12年での大台突破となり、同拠点がアジアを代表する家電供給基地へと成長したことを示す節目となった。

ベトナムでの生産開始から12年、R&D併設で“現地発のものづくり”を強化

パナソニックは2013年、急速な経済発展と需要拡大が見込まれていたベトナムに洗濯機工場を設立。同時にR&Dセンターを開設し、現地の生活様式や環境に合わせた製品開発を行ってきた。

現在では、

  • ベトナム
  • 東南アジア
  • 中東
  • オセアニア
    などへ向けた輸出も担い、PAPVNは洗濯機事業における世界的な中核拠点のひとつに位置付けられている。

縦型でトップメーカーに 農村地域向けの独自機能も開発

生産開始当初は縦型洗濯機からスタート。2016年には大手洗剤メーカーと共同で専用洗浄コースを開発するなど、現地の声を取り入れた機能強化を進めた。

特に、

  • 水圧が低い地域
  • 電圧が不安定な農村部

といったベトナム特有の環境に合わせた設計が高く評価され、縦型洗濯機分野でトップクラスのメーカーへと成長した。

ドラム式需要の急増に対応し、2020年から本格生産

東南アジアでは近年、都市化の進行や節水への関心の高まりから、ドラム式洗濯機や洗濯乾燥機の普及が急速に進んでいる。こうした市場変化を受け、パナソニックは2018年にベトナムでドラム式モデルの開発を開始。2020年にはトレンドを反映したデザインを採用した製品の現地生産に踏み切った。

現在はラインアップの拡充によりシェアを着実に伸ばしており、同社にとってさらなる成長分野となっている。