島根県は2025年10月、出雲空港(島根県出雲市)とベトナム最大の商業都市ホーチミンを結ぶチャーター便を運航することを発表しました。運航はベトナム航空によって実施され、出雲発・ホーチミン発ともに1往復ずつが予定されています。ベトナムとの間で実施されるチャーター便としては、2025年3月に続き3回目。
現在、出雲空港には国際定期便が就航していませんが、島根県は将来的な定期便化を視野に、段階的に実績を積み上げているところです。2023年にはベトナム航空などと定期便の導入に関する覚書も締結しており、着実に準備が進められている。
これまでのチャーター便はベトナム北部の首都ハノイを目的地としていましたが、今回はよりビジネス・観光需要の高い南部ホーチミンへと行き先を変更。
市場ニーズの把握や渡航需要の検証が主な目的とされています。
チャーター便のスケジュールは、出雲発が10月18日、ホーチミン発の復路は10月22日となっています。なお、航空券のみの購入はできず、旅行商品としての販売となります。ツアー商品の販売は、2025年6月9日から松江市に本社を置く一畑トラベルサービスが開始予定。
旅行プランはホーチミン市内の観光に加え、近隣のカンボジアにある世界遺産・アンコールワットなどを巡る多彩なコースが用意されており、4種類の中から選べます。観光・国際交流・地域活性化の観点からも注目される取り組みとなりそうですね。