ベトナム発のスタートアップ LocaAI は、米アップル(Apple)のワイヤレスイヤホン AirPods 専用に設計された同時通訳アプリ 「LocaTalk」 を発表した。最大の特徴は、インターネット接続が不要な「完全オフライン」でのリアルタイム翻訳機能だ。
アプリがサポートする言語は以下の通り:
- ベトナム語(北部・中部・南部の各アクセントに対応)
- 英語
- 中国語
- 台湾華語
- 韓国語
- 日本語
- フランス語
- ドイツ語
- チェコ語
- スウェーデン語
今後は対応言語を拡大し、50言語以上への展開を予定しているという。
「LocaTalk」は、AirPodsを装着したまま操作する必要がなく、音声をそのままリアルタイムで処理。通訳内容は即座に耳へ届けられるため、海外旅行やビジネスの現場でスムーズな会話が可能になる。
特にベトナム語は地域ごとに発音の差が大きい言語として知られるが、このアプリは北・中・南部すべてのアクセントを自動的に識別できる点がユニークだ。
現在は無料のベータ版が配布されており、誰でもトライアル利用が可能。正式版リリース後は、AndroidなどiOS以外のプラットフォームにも順次対応していく計画が示されている。
LocaAIは、「国境を越えた円滑なコミュニケーションの実現」を掲げ、モバイルデバイスとウェアラブルを融合させた言語テクノロジー分野でのプレゼンス強化を狙う。