ベトナム・ニンビン／ドンナイ – 日本発のファスナー大手、YKK株式会社（東京都千代田区）のグループ会社であるYKKベトナム（YKK Vietnam）は1日、北部紅河デルタ地方のニンビン省（Ninh Bình）第3ドンバン工業団地（Dong Van Industrial Zone）にあるドンバン工場で、新たにスナップ・ボタン製造ラインの稼働を開始したと発表した。
今回の新ライン導入により、YKKベトナムは従来のファスナーに加え、スナップ・ボタンを組み合わせた製品提案が可能となり、グローバルブランドをはじめとする顧客への商品提供スピードを大幅に向上させる。
YKKベトナムのドンバン工場（第2期）は、2024年1月に竣工。敷地面積14万3,117平方メートル、建屋面積9万8331平方メートルと広大な規模を誇り、今回の製造ライン稼働によって、同社のベトナムにおける生産体制はさらに強化される見込みだ。
YKKはこれまで、ファスナー業界でのグローバルなリーダーシップを確立してきたが、今回のスナップ・ボタン製造ラインの稼働により、より多様なニーズに対応した製品提供が可能となり、アパレル市場での競争力を一層高める狙いだ。