2026年8月16日 6:22 PM

イオン、ベトナム北部で新SC「AEON Phu Ly」着工 2027年開業へ、約850人の雇用創出を見込む

イオン株式会社(千葉県千葉市)のベトナム現地法人AEON Vietnamは8日、ベトナム北部で新たなショッピングセンター「AEON Phu Ly(イオン・フーリー)」の着工式を開催した。2027年の開業を予定しており、同社がベトナム北部の商業市場で事業基盤を広げる新たな拠点となる。

約56億円を投じて中規模SCを整備

AEON Phu Lyは、北部紅河デルタ地方のニンビン省フーリー街区に建設される。旧ハナム省フーリー市にあたるエリアで、高速道路に近く、ハノイ市をはじめとする周辺地域からアクセスしやすい立地が特徴。

投資額は9,400億VND(約56億6,000万円)を超える見込み。施設の総床面積は約2万6,264平方メートルで、駐車場には乗用車約300台、バイク約1,400台を収容できる規模となる。

開業後には、地域で約850人の新たな雇用が生まれると見込まれている。

施設では、日常の買い物に加えて飲食や娯楽など複数のサービスを集約し、地域住民が一つの施設内で幅広いニーズを満たせる商業空間を目指す。デザイン面では、現地の文化的要素と現代的な都市空間を組み合わせ、地域との親和性にも配慮する方針。


ベトナムを成長市場と位置付けるイオン

イオングループは、ASEAN地域の中でもベトナムを重要な成長市場として位置付けている。

同社はASEAN地域への投資の約6割をベトナムに振り向ける方針を示しており、今後、同国における事業規模を現在の3倍に拡大することを目指している。

その成長戦略では、ショッピングセンターなどの店舗網を拡充するだけでなく、商品の調達を含むサプライチェーンの強化や、イオン独自の事業・サービスを連携させたエコシステムの構築も重視する。

今回のAEON Phu Lyの開発は、こうしたベトナムでの中長期的な事業拡大を具体化するプロジェクトの一つ。


北部での商業ネットワーク拡大を加速

ベトナムでは都市部を中心に小売市場の近代化が進んでおり、ショッピングセンターには物販だけでなく、飲食、娯楽、生活サービスなどを一体的に提供する役割も求められている。

AEON Phu Lyについても、地域住民の日常的な購買需要を取り込むとともに、周辺地域からの来訪者を呼び込む商業拠点としての機能が期待される。

2027年の開業が実現すれば、イオンにとってベトナム北部における事業ネットワークをさらに拡大する重要な拠点となるだろう。


AEON Phu Lyの概要

  • 施設名:AEON Phu Ly(イオン・フーリー)
  • 所在地:ベトナム・ニンビン省フーリー街区
  • 開業予定:2027年
  • 投資額:9,400億VND超
  • 総床面積:約2万6,264平方メートル
  • 駐車場:乗用車約300台、バイク約1,400台
  • 雇用創出:約850人を予定

※円換算額は提示された為替換算に基づく概算値。施設計画や開業時期などは今後変更される可能性があります。